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モスクワ川左岸にそびえ立っているのが、世界で最も古くそして美しい建築アンサンブルのひとつ – モスクワのクレムリンです。12世紀にユーリー・ドルゴルーキーがボォロヴィツキー丘に木造の砦を築いたのが礎となっています。14世紀ドミトリー・ドン スコイの時代に白い石でできた城壁が建造され、クレムリン内には荘厳な教会堂が建築されました。15世紀にイワン3世によって招かれたイタリアの建築技師 が多数の塔と赤いレンガでできた城壁を築き、今日のクレムリンの原型ができ上がりました。
サボルナヤ広場とウスペンスキー大聖堂 (1475年 – 1479年建築) で重要な国家儀式がとりおこなわれました。ウスペンスキー大聖堂は、その荘厳さと内部空間の広さで訪れる人を驚かせます。ウスペンスキー大聖堂とほとんど 同時期に建築されたのがアルハンゲリスキー聖堂です。ここにはロシア代々の公や皇帝の霊廟があります。ブラゴヴェシェンスキー聖堂はサボルナヤ広場に向 かって建っており、数々の式典や祝宴が催された宮殿の正面そのものです。多稜宮 (その東側外壁面が多面の石で仕上げられていたことから) が大式典ホールとして使用されていました。多稜宮から北方向には黄金広間があり、女帝の式典ホールでした。その上方には、11の円屋根のついた共通の屋根 のもとに4棟の宮殿内教会が建っています。大会宮殿の奥には、モスクワで最古の建造物 – 至聖なる聖母降誕教会 (1390年代建築) があります。
宮殿広場の北側には、リスパラジェニエ教会 (1488年建築) と12使徒教会 (17世紀建築) があります。東側からサボルナヤ広場のアンサンブルが鐘楼群を取り囲んでいます。イワン大帝の鐘楼は、長い間旧時代のモスクワで一番高い建造物でした。
大砲の王様と鐘の王様は、16世紀と18世紀の古代ロシア鋳造美術の堂々たる記念物です。大砲は、重量40トン。鐘は直径6,6メートルで重量200トンです。
武器庫とダイヤモンドフォンドは、ロシア美術の真の宝庫です。武器庫には、旧時代の武器類、皇帝の象徴 – 有名な皇帝ヴラディミル・モノマフの帽子、王者の権標や帝王の権標 (十字架のついた黄金の球)、玉座、戴冠式で皇帝が着用した礼服、大使らからの進物、金銀の工芸品などが保管されています。 ダイヤモンドフォンドには、皇帝らが所有していた宝石や貴金属品のコレクション、王冠、王者の権標、帝王の権標、希少なダイヤモンド«アルロフ»、 «シャー» (中近東諸国の国王の称号) などが保管されています。
20のクレムリンの塔それぞれに特徴があります。1491年にスッパスカヤ塔にチャイム付大時計が設置されました。この大時計がかなでるメロディは幾世紀ものあいだ変わっていません。1996年から正午と午前0時にロシアの国歌がながれるようになりました。
モスクワのクレムリンは、ロシア民族の文化、建築、芸術の非凡な創造物であり、中世期とルネッサンス、東洋と西洋、天と地が融合しているロシアの偉大なる歴史的記念建造物なのです。
モスクワはロシア連邦の首都です。このメガポリスの人口は1,000万人を超えます。モスクワに関する最初の年代記への記述は1147年にみられます。モスクワの建設者はスーズダリ公国の公ユーリー・ドルゴルーキーとされています。モスクワは数々の文化遺産で知られています。世界で最も美しい建築アンサンブルのひとつがクレムリン – 現在のロシア大統領公邸です。
赤の広場には、ロシア建築の傑作として知られる聖ワシーリー寺院があります。モスクワはまた多数の劇場と博物館で有名です。それらのなかでもボリショイ劇場 – オペラとバレエを催す世界の主要な劇場のひとつ、プーシキン美術館、トレチャコフ美術館はとくに有名です。